L.S.D.

■ 040713 -

高専祭まであと1日になっている。
全学ロボコンというものに出すロボットを作らなければならないが、
まだ設計すらできてない。
例年、高専祭の前日はほぼ徹夜だから、今日も徹夜するしかない。
高専に居ないはずの友達が協力者だったが、
友達は風邪をひいているみたいだ。
地元のおばさんの家に行く。
鍵はポストの中に入っている。
何故かポストの鍵を私が持っている。
家の中に入ると、いつか見た幼稚園に飛ぶ。
中には、愛する人を失って放心状態となった人が居る。
ただひたすら愛でる人の像を磨く。

■ 040926 -

私はこの夢の内容を知っている。
いつかの夢の続きか、はたまたいつか見た夢のリピートか、
あるいは記憶の中から見る夢を知ってしまったのか。

夢の前戯は終り、夢の本題。
小学校の前にあるはずのない広場。
そしてその周りにぐるりと並ぶ12体の大きな焼き物製の像。
何を模しているのかはわからない。人のようではある。
ふと2体消える。
夢の先がだんだん思い出されてくる。
これは・・・
家の裏に、おじがトラックで消えたはずの像を1体運んできた。
そして何も言わずにおもむろにその像を割る。
中からは死体。
そう、これは殺人。
気がつけば2体の像は元に戻される。
北と、北西北の像は上側が割られて中に死体が見える。
近所の人たちは怖がる。
夢が思い出される。そう、これは・・・
「見立て殺人」
そんなことを兄に話している場合ではない。
私が殺されれば、きっと南東南の像に死体が入るはず。
いや、私が殺されるなんてすらどうでもいい。
あの人。
あの人が犯人。
やめさせないと。
そう、この殺人の鍵は「12」。
並んだ像の数は12体。
北から時計回りに12体。
それは時計の文字盤のように、
誕生月の人間を生贄に捧げる。
私は4月生まれ。
まだ、「4」の像に死体は入っていない。
早く、早くやめさせないと。
私より、あの人のほうが大事。
なんでこんなに利他的になるのかが不思議。
あの人が最近勤めていた、精神病院。
何故か中学校のあった場所にある。
しかし問い合わせても居ない。
やはりあの人の家に直接行かなくては。
一緒に行動する友人なんて待っていられない。
どうせ夢の中だし、危険もない。屋根から屋根へと飛び移り、
あの人の家へと向かう。
いつか見た夢を頼りに。
こっち。
精神病院から南西に下りたところにその家はある。
あるはずのない家。
でも私はここにこの家があることを知っている。
懐かしい。
そこは、占星術の占い師である「あの人」が住んでいる場所。
表には古びた木の看板もある。
店の名前は・・・カタカナだったが・・・よく思い出せない。
思い出しちゃいけないのかもしれない。
古い木造建築で、玄関は木で打ちつけられている。
でも私は裏口を知っている。
恋焦がれ愛し信頼したあの人に毎日のように会いに行ったあの頃。
いや、どちらかというと近所の憧れのお姉さんといった
感じだったのだろうか・・・
とにかく、現実にないけれど私にとって重要な、
そんな場所のような気がする。
裏口から入る。
誰だろう・・・男の人が居る。兄か、はたまた父親か・・・
「姫にお会いですか?」とその人は作業片手間に話してくれる。
あぁ、私はこの人も知っている。
そしてあの人は近所から姫と呼ばれていたことも。
何度となくここには来たじゃないか。
土間を上がり、あの人の部屋の襖を開けると・・・
相変わらずの流麗な服装でそこにあの人は立っていた。
私は知っていた。この人が、この殺人事件の犯人。
でも、何も言えない。
だから、あの人が先に話しかけてくれた。
何を話したのかも思い出せない。
大切な人が、今から自首する。
少しの間会えなくなるだけだから、と言われても
とめどない哀しみがあふれ出る。

あるいはどちらにしろ、別れの時が来る運命なのかも知れない。
あれが完成してしまうか、
警察へ行くか、
あるいは夢が終わってしまうか。

もうこんな、悔しいくらいの哀しみなんて味わいたくない。
そう思って、最後の別れを、私から告げた。

また、会おうね。

■ 041025 -

彩度の高いポリゴンの世界で、
空に浮かぶいくつかの直方体をした表面には
「地」と書かれている。

■ 041114 -

全員で何かの練習をしている。
組体操かなにかだろうか。偉い人の笛の音に合わせてみんなが動いている。
そこでは戦闘能力の高い人を選び出すために
さまざまなゲームが行われている。
棒の先に風船が付いたもので長い竹を持った人を倒すゲーム。
もちろん長い竹を持った人はすごいうまくて、
周りにある障害物を利用して竹をしならせて攻撃してくる。
誰も勝てない。
そして最後に残った人たち全員で殺しあう。
山の中で、偉い人たちの乗った戦車に怯えながら過ごす。
私はどうするのだろう。
あのすまし顔の竹を持った人をどうにかしなくてはいけない。
その人は「見切れぬのなら避けられまい」と言っていたけど
ただの竹。足元に来たところを狙って両足で挟んでやる。
竹をしならせて抜こうとするが、そうはさせまいとすぐに足を捻らせて
竹を折ってやる。折った竹を手に持って、立場は逆転。
最後の方はなかば勝負を投げたような戦い方をしていた。
師範代なんてこんなもの。
でも、殺し合いはしたくない。
銃も弾もない。殺されたくもないから人から逃げる。
この建物の1階は非戦闘区域だから、急いでエレベーターに乗って行く。
1階で人にばったりあってすごくびっくりしたけど、
ここは非戦闘区域だから大丈夫。
隠し扉をその人に見つからないように開けると、
その先には広い和室があって、見知らぬ友人が一人、座っていた。
再開の喜びをわかちあいながら、その友人は私に銃を向ける。
すかさず止めるけど、そこはもう屋外に出ていて
偉い人の乗った戦車が出てくる。
すぐさま伏せる。
どうして戦いあうんだろう。
平和なんて望まないのに。
そして、屋上のさらに上から、みんなの組体操を見ている。
笛の音に合わせて、人が、鳩が、それぞれ文字を作っている。
文字はカタカナで「アキバ」。
どうやらこのグループの名前らしい。そのグループの長みたいな
偉そうなじじいが拡声器で喋っている。
それよりあの鳩たちはすごい訓練されているなぁ。

■ 041117 -

兄と一緒にコンビニで夜食を買った。
見慣れないお弁当があったので買うと1万6千円もしたのですぐに返品した。
そのコンビニの店員からひっきりなしに電話がかかってくる。
電話の受話器は薄くてぺらぺらしていて透明で、着信すると光りだす。
窓の外には走っている人が居る。
もう眠りたい。

何匹も居る大きな幼虫が脱皮している。
毛がたくさん生えていて、気持ち悪い。

■ 041204 -

友人と一緒にある場所へ行く。
その場所に行くには観覧車に乗らなければならない。
150円が必要なので、200円払うと、50円玉2枚のおつりをもらう。
その50円玉は楕円形で大きく、箱に入ったままだと500円の価値があると
友人が言っていた。

電車に乗って違う場所へ行く。

空を飛んで、翼で敵をやっつけようとするが、
時間が切れて世界が崩れ落ちて行く。

■ 041205 -

ゲームの夢。
時間や友人など全てのものを利用して、最深部へ。

■ 041206 -

新幹線に乗るが、電車は在来線である。
乗り過ごしてしまったので、入場切符だけでキセルをする。

相手はこのビルに立て篭もっている。
相手のグループは銃を持っているほか、リーダー各の人間は
火を自在に操れる能力の持ち主だ。
それに対して、私は風を自在に操り、火をとどめる。
一件落着すると、ビルの屋上から皆の待つ外へ飛び降りて、
ふわりと着地する。
本当は火が良かった。

一般道から高速道路に上がるところで、一人乗りの小さな4輪自動車を見る。
見た目はまるで小さいフォーミュラカーのようで、何台も居る。
後に3輪の似た車を何台か見ることになる。

今日見た夢の内容、約30個。
これを全て、タイトルをつけて書き留める。
もちろんそれも、夢の中で。

すぐに消えてしまう。

■ 041230 -

グライダーに乗って、中学校の校庭に生い茂る林の中を飛ぶ。
その先の、何羽ものアヒルに餌をやる。