L.S.D.

■ 040315 -

いつかの夢の続きだ。
遠い遠い学校の近くの山の傍で私の自転車がパンクして、
学校の裏口のバス停のところから始まった。
私や兄はクルマで遊んでいた。
私はNSXに乗っていたんだけれど、クラッチが油圧でなくワイヤーで、
タワーバーに引っかかってしまってクラッチが効かなくなってしまった。
セルを何回も回してみてもエンジンが掛かる様子が無い。
他の人のクルマも故障しているようで、仕方なく
いつかの夢で見た長い線路のある芝生の下り坂を駆け下りた。
学校に着くとそこは従兄弟の家で、居ないはずの幼馴染が寝ていた。
外に出て遊んでいたら木陰に座敷童子が泣いていて、
声をかけると殺されそうだったのでそのままじっとしていると、
座敷わらしは優しい心で私をどこかへ飛ばした。
そしたら平行した世界のゲームの中に居て、
その部屋の謎を解いている途中だった。
大きな半球体の装置が地面にめり込んでいて、錆びている。
回りも同じような色の壁だが、一部、
私の今座っているところは何故か真新しい。
2,3箇所ほどリンクのあるアームの先に街灯のようなものがついており、
私はその光っていない街灯の角度を変えて
半球体の装置と向かい合うようにした。
すると一気に錆は剥がれ落ち、また私は空たかくへ飛ばされる。
私はまた従兄弟の家に戻っていて、
玄関にあるパソコンで夢の日記を書いている。
傍らには「12doors」というメモ書き。
夢でのゲームの雰囲気がそっくりだったから。
夢日記は選択肢をつけてゲームのように仕上げているみたいだ。
選択肢は2つ。座敷童子の応対と、街灯の処理。
夢なのに選択肢を準備するなんて、おかしいなと思ったけれど、
その時の座敷童子は待っていなくちゃ殺されると思ったし、街灯は・・・
わからない。全て同じ結果になっていたのだろう。
そうして書き終えると安心してトイレに行っていたら、
居ないはずの幼馴染が起きてくる。
その幼馴染は親ではないはずの親に私が今この家に居る事を教えられて
照れ恥ずかしそうに怒っていた。でも私はトイレの中に居るまま。
そして東のはずなのに西にある従兄弟の家の美容室で、
兄と一緒に洗髪台に座っておしゃべりしていた。
兄が居るのに何故かクラスメイトのT君とも話している。
一瞬飛んで、学校で別の友人、NやYともおしゃべりする。
兄や友人と話す内容は、同じ。
LSDという、夢をテーマとした飛んだゲームの話。
夢日記をつけるというのも、LSDというゲームも私が寝る前に見た事が
そのまま夢に出ているのだろう。
そして夢の世界を散歩する−みたいな事を話していると、
兄は言った。
「じゃあたとえば木の葉が舞っていたら・・・」

そこで一階から物音がして、夢が潰えた。
その時兄が何を言おうとしていたのか分からなかったし、PSのゲームごときで
木の葉が舞うような処理をできるはずがないと思っていた。
けれど、今夢日記を書いて、その漢字を見て思う。
舞妓さんだったのでは。

■ 040316 -

二度寝してしまって前の夢の内容を殆どわすれてしまっている。
こうも簡単に記憶が捨てられるなんて、すごく哀しい。
でもこうして夢日記を書いているとだんだん思い出してくるから不思議だ。

外が雨なので体育館でみんなと走り幅跳びをしている。
ここは中学校の体育館か・・・
走り幅跳びの成績は2番だった。
いつも走り幅跳びでいい成績だった友人が1番だ。
でもある程度意識して跳んだので高さは5mぐらい飛べていたはず。
ゆっくりふわふわと落ちて、記録は3m80だった。
皆中学校の時のメンバーだ。懐かしい。
気さくなN君はまた軽く(いい意味で)苛められている。
彼は高校で成績が芳しくなく、
大学受験が危ういとか聞いたけど・・・大丈夫だろうか。
体育館の中で制服に着替えて、中学校の時の先生に挨拶をしたら、
以前の夢に出てきた、たくさんホームのある寂れた駅で電車を待つ。
トイレに行きたかったのと荷物がまだあったので
電車を1本遅らせようとしたのだが、
何故か運行中の電車に乗ってしまう。
一本遅らせて友人と乗る予定だったのに。もう降りられない。
BGMはゲームの音楽だった。

■ 040317 -

教室で、みんなが暴徒と化している。
みんなを矯正するため、
先生方はクラスを3つに分けて少数人数を指導している。
私のところは、中学校のときの優しい先生だったけれど、
すぐに別の先生に変わった。
そしてその先生に「待っておけ」なんて言われたんだけど、いつまで経っても
先生が現れないし、隣の教室の人たちはもう帰り始めている。
夢とは関係ないけれど忙しいので先生を無視して帰ったけれど、
もしかしたらあの時個別に先生の部屋に行くのだったかなと考えてしまい、
その後もう一度先生の部屋を訪ねてみると鍵がかかっていた。
よく見るとその他の部屋や廊下にまで鍵がかかっている。
もういいや。
上空から、まるでセキュリティを監視するように見ている。

■ 040318 -

従兄弟の家に泊まることになったのだが、
部屋が汚くてとても寝れるような状態ではない。
仕方なく布団を敷く前に掃除したのだが、寝る前になって起こされる。
中学校の時の友人Hや従兄弟たちと一緒に回路解析をしている。
誰が組んだモーターなのだろうか、
回している最中に回路を絡ませながら分解してしまう。
しかしコイルだけになっても回り続けている。
テスターは発熱していて針は不安定な動きを続けていて、
傍には巨大なICがある。なんていうICなんだろうか。
手を広げたくらいの大きさがあり、
TTL-ICなんかをそのまま巨大化したみたいだ。
さらにそのICをいくつか嵌め込んだ基盤セットがいくつかあり、
そのICは脱着可能なのだが、ICソケットがあるのではなく、
IC本体と足が分離するようになっている。
接点はリング状で、反対側まで穴が開いている。

■ 040320 -

外は大雨で、ひどい風が吹いている。
居間に兄と母と3人でいて、その居間の大きな窓が少し開いている。
当然そこからは雨が入ってくるので閉めようとしたら、閉める直前に
雀が数羽ほど入ってきてしまった。
外に出そうと窓を開けてやると、
数え切れない程の雀が私のお腹に飛んできた。
私はその拍子に倒れて、起き上がると、
今度は数え切れない程の燕が私のほうに飛んでくる。
これは何かに似ている。
でもそれが何なのか、その時は気付かなかった。

そして家の二階で友人Mと、あと誰かとおしゃべりしていた。
学校で作った映画のタイトルとかで話していたのだけれど、
このままダラダラと過ごすといつまでも寝ていそうなので夢から覚めると、
案の定何時間も寝ていた。

家の二階に上がるまでに一回起きていたのかも知れない。

■ 040321 -

1番目の夢を思い出すと3番目の夢を忘れる。
もっとしっかりと夢日記をつけなくてはいけない。
けれど夢日記を書いていると急に思い出すので不思議だ。
起きた瞬間に夢と夢の記憶を関連付けているのがいいのだろうか。

家にたくさんの人間らしきものが攻めてくる。
こっちに向かってくる。女性のようで、刀を持っている。
庭から上がってくるところが見えた。
このままここに居ると右肩から左腰まで一刀両断されそうだ。
屋根の上に出て玄関側へと回る。
見つからないように伏せていたけれど、だめだ、このままでは見つかる。
玄関脇の死角になりそうな場所でやり過ごそうと思う。
すると玄関に大きな螺旋階段が聳え立ち、
その頂上にコウモリの屋敷のようなものが
現れる。もしかするとここが目当てで攻めてきたのかもしれない。
螺旋階段とは言っても上がって行くごとに円が小さくなる、
ブロックで作られた中世のお城のようだ。その脇に隠れてみる。
温泉のようだ。暖かい。
2人近づいてくる。
リーダーのような男性と、さっきの女性だ。
刹那、その男性と目が合ってしまう。
するとさっきの女性が後ろから飛び出してきて、刀を抜こうとする。
自分が女性のような悲鳴をあげてその刀を抜くのを押さえると、
その女性も力ずくで刀を抜こうとする。
そしてさっきの男性が一言、「首に電極が無いじゃないか」
首?
そういえば彼等の首には電極のようなものと
それに繋がる何かのケーブルが見える。
そうするとその女性は刀をしまった。
どうやら許してもらえたようだ。
でもここに居るといつ襲われるかわからないので、
温泉の中に居ると告げる。
男性は家の中に入って行く。
女性は装備を脱いで温泉の中につかっている。
でも腰までしか入っていない。
「電極のせいで肩まで入れないのですか?」
もう自分の声は完全に女性になっている。
自分の体を見ている余裕なんてない。
するとその女性は何度か頷く。
私はすかさず「鉱物成分が少ないから大丈夫ですよ」と言ってみる。
いや、確かに純粋な水は電気を通さないのだけれど・・・
そしてその女性は肩までお湯につかると、はじめて満面の笑みを浮かべる。
空はもう暗くなっている。

学校のCAD室での授業が長引いてしまい、もう次の授業が始まるというのに、
ある先生に頼みごとをされる。
かなり遅れることは必須で、自分のせいで遅れているわけではないのに、
中学校の時の友人のO君が次の授業の先生に言われて私を呼びに来た。
面倒臭い。既にチャイムは鳴ったが、完璧なまでのヘッドスライディングで
教室に入ってみた。

福岡に来ている。どうやら友人の家に居るようだ。
広島のようでもある。
親に自由な時間を与えられて買い物に行く。
家を出ると洞窟のようなものを通る。
すぐそこは地下街で、何かを強烈に求めて買い物に行こうとするが、
その店は何処にあるのかを調べてきていない。
しかも家の方向まで既に忘れてしまいそうだ。
ファーストフード店が何故かいたるところにある。
すると近くに小さいおもちゃ屋さんが出てくる。
目的のものは無いけれど、そこで品物を見ている。
家に帰ろうとすると、玄関が閉まっている。
どうやらこの洞窟の2つのボタンを押さないといけないようだ。
家側のボタンを先に押すと玄関が埋まってしまうので、
今度は逆の順番で押してみる。
すると玄関が開いたが、後ろに炎のシンボルが浮いている。
あ、取らなければいけない。
そうして慌てると下に開いた大きな穴に吸い込まれる。

■ 040404 -

朝起きると、従兄弟が私のパソコンでニュースを見ている。
最近の主なトピックは、殺人事件。
体内に携帯電話が残された死体や左足だけが見つかったりと、
近頃の殺人事件は非常に猟奇的になっている。
居間へ行き朝食を済ますと、ホームステイしている友人との会話。
「日本の朝は早いから」などと話していた。

もちろん、そんな友達なんてはじめから居ない。

■ 040406 -

従兄弟の子供たちと遊んでいた。
近くの家まで新聞を取りに行くと、その路地で爆発があったみたいで
向かいの家まで半壊していた。
その新聞は軽く血に染まっていて、
その持ち主はもうここには居ないようだった。

■ 040407 -

近くの川で見知らぬ人と遊んでいる。
やわらかい大きいお手玉のようなものから
巨大なビーダマのようなものを投げている。
その大きなビーダマが2つ、屋根の上から落ちてくる。
怖いけど、面白い。

学校で掃除をしている。小学校と中学校が混ざったような建物だ。
裏口から進入して、教室の掃除をしなきゃいけないんだけれど、
体育館の前を掃除している連中と話に盛り上がってしまう。
友人に羽交い絞めにされたり、激しく追いかけてくるので、
階段を巨大化して登ってみると、
階段から廊下への入り口が小さすぎて頭も入らない。
しょうがないので解像度を上げて行くけど、まだ頭は入りそうにない。
このままでは友人に見つかってしまう。
いっそこのまま頭で邪魔をしておこうか。
それよりここからどうやって出るのだろう。

■ 040411 -

この先の部屋にラストボスがいる。間違いない。
今、私は未来的な戦闘機となって
友人(の戦闘機)と敵の本拠地まで来ている。
空気ダクトのような横長の通路を超えた先に、大きな直方体の部屋が現れる。
すると真上から降ってくる、敵の戦闘機が一機。あれがラストボスか。
何かしら生体兵器のようなものを打ち出してくる。
避けつつ適当にこちらからも攻撃しておけば、
時間はかかるが楽勝かもしれない。
ただ、若干部屋が狭い。さっきから旋回している時に壁にぶつかりそうだ。
なんとか3次元的旋回を繰り返して生き延びる。

と刹那、場所は中学校の教室。
しかし、ラストボスと友人は形を変えてそこに居る。
むしろ友人は増えている。
ラストボスは古事記に出てくる「ぬえ」のような形をして、
教室の黒板側から出てくる。

何回目かのリトライなのであろう。もう友人も疲れている。
こちらの武器は箒。部屋を綺麗にする。
私は教室の隅から掃除するから、あとはまかせた。
休憩。

友人の家に来ている。
2階にはさっきのラスボスであったかも知れない
中学校時代の先輩が寝ている。
先輩が寝ているスキに先輩の弱点を写真に収めておく。
その様子は近くのテレビに映し出されるので、
先輩が起きないように軽くBGMを流してある。
一階に降りると、ガードレールとT字路があって、その先に兄の部屋がある。
どうやらガードレールの置き方で眠気が変わるようだ。
私はすかさず縦に2列並べて、親の目をかいくぐる。

友人の家は、今、大きな木だ。
大きな木の内側に穴を掘って生活している。
木の周りは水に覆われている。
出入り口は根の部分なのだが、一つの出入り口を残して蓋をした。
この蓋の上からなら水の部分を越えて
根の先までジャンプできるかもしれない。
そう思って根の先まで歩いて探検する。
何もない。
途中、ある親子が水の中で遊んでいるのを見る。
なんだ、この辺りの水には入れるのかと思って私も入る。
服を着ているのに濡れない。
暫く遊んでいると、夕食のお呼びがかかる。
そうすると周りに居た人間が一気に木の方へと向かう。
途中、一部だけ盛り上がった砂に別の友人が上がろうとしていたので、
後ろから脅かして落とす。そして私は言う。「砂だけじゃないかもよ」
そうして背中に大きい人を乗せて私は水中に潜り、移動する島を演出する。
陸に着いたらもうみんな焼肉の準備をしている。
準備を手伝わなくてすまないと思いつつ、「いただきまーす」

■ 040417 -

寝る前に、朝7時に起きようと脳内時計をセットする。

ここは駅の近くの地下駐車場だろうか。形は違うが、そんな感じだ。
親が車を運転していて、私は助手席に座っている。
何故か車の駐車場なのに自転車が居る。おかしい。邪魔。
結局隅の方に車を止める。
何か、駅前では無料で原チャを貸してくれるらしい。
少し借りる。
少し走ると警察無線が聞こえてきて、白バイが私を追いかけているらしい。
どうしよう。
とりあえず青い服なので目立つから先に服を買おうか・・・
いやまず先にほとぼりがさめるまで何処かでやるすごすべきか。
でも何故か、警察無線に割り込んで言う。「何処其処の地下道で勝負」
何故かもうその地下道。上には線路が走っている。
地下道に原チャのまま降りる。
たくさん道がある。
でも何故か急に、原チャをこかして階段を登る。
目の前に踏切がある。
すると白バイが近くに停車する音がして、すぐに白バイ隊員と鉢合せ。
その刹那、眠たいながらも起きた。

時間は、7時の5分前。枕元の目覚ましはまだ鳴っていない。

■ 040418 -

従兄弟の家で、従兄弟たちとゲームをしている。
疲れたので、自宅の一階に下りてお茶漬けをほおばる。
すると何故か学校の教室に居て、友人の席に座っている。
その友人は自分より一つ前の席に座っている。
相変わらずお茶漬けをほおばっているが、その中から毛虫が出てくる。
すかさず「店長ー、これどういうことー?」と叫ぶ。
すると友人がしょうがないなという顔で毛虫を取る。
私は私でそのお茶漬けを引き続き食べているし、
友人は友人でその毛虫を背中につけたり孵化させたりしている。

■ 040515 -

H駅に着いた。しかし周りの壁が異様に狭く、
ビルとビルの間に作られた建物のような感じがする。
友人達は既に先に行っている。
駅の先には、降りる階段しかない。しかも3階降りれば行き止まりだった。
この先で待っていろ、とのことだったはず。
すると階段の踊り場からドアが現れる。
ドアの先は何かのホテルのようで、パーティーの準備がされている。
友人達は先にお酒でも飲んでいた様子だった。
一瞬、前に見た夢の中に戻ると、消えた。